LIFESTYLE 家具

放っておくとご機嫌ナナメ

こんにちは。グラフの家具職人、荒西です。
グラフにはlaboがあり、そこでオリジナル商品を一つ一つ職人が制作しています。
その中でも“無垢”材を使用したものがあります。
僕は15年家具を作っていますが、未だに無垢材の扱いには大変苦労しております。(これからもずっとやろね…)

 

例えば…同じ厚みの材でも重さが全然違ったり、加工途中でそってきたり、厚みを落とすと節や割れが出ていたり、機械加工の時にも材が固くて反ってきたりなどなど…もう無垢材との“戦い”になることもしばしば…。

 

 

しかし、これが嫌なことばっかりでなく、またおもしろく付き合っていくと、木にはいろんな特性があることに気づかされます。いわゆる「道理」ではうまくいかないということが、これまた職人のチャレンジ精神に火が着くわけなんですね!
よい面としては、加工しているとキレイな木目が現れてきたりすると、製作の最中から、「これ、どの場所に使おうかな~」とかワクワク♪します。

 

結局、無垢材を使うことって、「加工」~「完成」~「使ってもらう」まで、“人間の扱いと同じやん”とおもってます。

 

ひねくれている木にどんな加工をしても反ってしまうとか、
出来上がった家具もずっとエアコンがんがんの所においてあると反ってきたりとか、
日に当たるとこに置いておけば日焼けするし、熱々のヤカンなんか置くと輪じみができるでしょ?
それに、たまにメンテ用のワックスを塗ってあげなければ、汚れや割れも発生します。

 

 

これって…人が化粧したりすることと同じですよね~。
家具の用語でも「化粧面」「ゲタ」「袴」「おんた、めんた」とか人間を指した言葉は数知れず…。

 

家具でも人でも、構ってあげないと機嫌悪くなったり喜んだりするというお話でした~。

 

ちなみに、出てきた用語を簡単に解説しておくと…
「化粧」とは、隠れってしまう構造や造作材に対して見える部分のこと。
「ゲタ」とは、現場におさめるまでに傷がつかないようにするための家具の脚または底につける板のこと。
「おんためんた」とは、棚ダボの言い表し方のことです。

 

graf 家具職人 荒西 浩人 [ graf ]

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