LIFESTYLE 平田タイル

敬遠されがちな「タイルの目地」。その隠れた長所とは・・・・。

 

タイル専門店である弊社ショールームには「タイル」を好きな方が多く来店されます。
展示された世界各国のさまざまなデザインタイルをご覧になり、「これはすてきね」 「これはかわいい」「こんなタイルもあるんだ」・・・などと興味津々の様子です。
タイルの世界に直に触れることで、タイルを貼るイメージが広がっていくのでしょう。

 

ところが、そんなタイルファンでも
「タイルはお手入れが大変ですよね・・・」「タイルは汚れますよね」と といったタイルに対する不安を口にされることがよくあります。

 

内装タイルの多くはお皿と同じで、どんなに油がとんでも水がかかっても拭きとれば元の状態に戻るものがほとんどです。
では、なぜカビがはえたり、汚れがしみこんだりするといわれるのでしょう?
その原因は「目地」にあります。
タイルの目地成分にはセメントが使用されているのですが、その微細な穴にいろんなものがしみこむことが汚れの原因になるのです。もともと日本では、タイルを浴室やキッチンなどに使用するケースが多く、また今のように防カビ性や耐油効果のある目地がなかったため、「タイル=汚れやすい」というマイナスイメージがついてしまったようです。

 

最近は、そうした「目地」の短所がクローズアップされ、すっかり「悪者」になっていますが、実は「目地」には機能的にもデザイン面からも隠れた長所がたくさんあります。

 

まず、機能的なことでいえば、タイルは焼きものですから数ミリ単位のばらつきや下地のばらつきがありますが、目地はそのばらつきを吸収してくれます。これは目地の重要な役割のひとつです。
また、「剥離(はくり)」を防ぐという役割も果たしています。現在では接着剤の質が向上していますので剥がれることはほとんどありませんが、目地があることによってより剥がれにくくなります。
お客さまの中には、「目地をとらずにタイルをつきつけて貼りたい」という方がおられますが、機能面から考えてもあまりおすすめできません。

 

ではデザイン面ではどうでしょうか。
最近は、目地面積や目地幅の広いタイルが増えてきています。
若い人に人気のモザイクタイルも、タイルが小さい分、目地面積が広いものです。
色とりどりのカラー目地や、砂などの骨材を入れて色調をレンガに合わせたレンガ目地などでデザイン性やオリジナル性を楽しんでいただけるタイルが増えてきました。

 

同じデザインのタイルでも、目地の色を変えるだけでまったく異なるイメージになります。 また、目地の入れ方によってもタイルの表情は大きく変わります。
普通にまっすぐ貼る「通し目地」や、ななめに貼る「四半目地」、ずらして貼る「うま目地」 など、同形状のタイルも貼り方によって面に変化が生まれます。

 

デザイン面でなにより皆さんに知ってもらいたいのは 目地は「タイルを生かす引立て役」であることです。
同時に、タイル同様、目地にも意匠性という大きな役割があります。
以前、「タイルは目地を入れてはじめて完成品になる」という話を聞きました。
タイルの世界に長くかかわっていると、あらためてその言葉を実感します。

 

日々、目地の性能はアップしています。
まったく汚れません!とはいいきれませんが、浴室、キッチン、ペットのいるリビングなど用途に対応した目地材が開発されていますので、カビや水アカなどの汚れに優れたもの、油汚れに強い目地などを使いわけることでお手入れはずいぶん楽になると思います。
また、どうしても汚れが気になる場合は、綿棒などに漂白材をつけ汚れた部分に塗布したり市販の塩素系漂白剤である程度除去することも可能です。

 

タイルは、今でも浴室やキッチンなど水周りによく使われます。
家族全員が毎日利用する場所だからこそ、お手入れに少し手間がかかっても気に入った空間を作ってほしいものです。
そのためには、タイルの世界に触れていただき、自分でタイル選びから目地選びまでやってみることも大切です。
タイルファンはもちろん、これまで馴染みのなかった方も 自分ならではのアイデアで家族の大切な空間を演出してみませんか。

 

平田タイル 大阪ショールームBISCUIT 安藤千華 [ 平田タイル ]

>>平田タイル TILE SHOP BISCUIT

ページの上部へ